画質&音質関連情報と書籍のご紹介


書き下ろし/ 音質&画質の読み方、見方

● 本当のコンポ選び
<これだけあるチェックポイント>

 新年号の時代に入ったから新企画を始めることにした。
 少し具体的に分かりやすく解説、これを心得にして映像と音に関する機材の性能チェックにひも解いてみようと考えた。
 それをオーディオ機器、ビジュアル機器の主観的なチェック手法とした。主観的なことでは、オーディオ機器で音の良さのチェック、ビジュアル機器で画質の良さのチェックである。
 何が良い音なのか、何が良い画質なのか、一般的にチェックをすればこれがあからさまにできると思うだろう。しかしことはそう単純ではないし、難しいものである。だいたい主観的だから再現性が難しいし、個人的な感覚で左右されることが多くなる。
 それで逃げの一手は、好みの判断、でとなる。そう判断者の好みがストレートに反映するのが主観的である。
 とは言っても優れた判断力が伴えば主観評価も間違えることがないまで高めることができるもの。

(1) スピーカー編
 第2回は「オーディオスピーカー」。スピーカーは最後に音に変換して耳に音を届ける重要な役目を負っている。
 このスピーカーにはたくさんのスタイル、サイズ、重さのものが販売されている。スタイルで分けても誌面が一杯になるほど種類が多い。それだけ手軽に作れるからかも知れない。
 このスピーカーの音を聴き分けるのは耳を使うため主観的である。だから個人の好みが入り込む。選ばれるのが必ずしも計測した性能が一番というものではなく、選ぶ人の好みが優先、反映するところがアンプと少し違うところ。

 はじめに分類として、アンプ内蔵型アクティブ型と、スピーカーだけのパッシブ型の2つに分けて考える。
 そこでアクティブ型の音の要素、パッシブ型の音の要素を取り上げる。もちろんそれぞれに信号をつなげるためのケーブルや接点が存在するから、これも見てみる。

 まずアクティブ型、これはスピーカーユニットとアンプが備わったモデルで、比較的小型サイズのスピーカーシステムに多く用いられるスタイル。アンプを内蔵しているため、CDプレーヤー、ネットオーディオプレーヤーや、PCらから出力ケーブルでつなぐものが多い。この場合はPIN端子ケーブル、USBケーブルなどが使われる。
 このようにCDプレーヤーやスマホを各プレーヤーからL/Rケーブルで直接つなげられるため、テーブルトップ型のようなパーソナルスタイルものが多い。スマホドッグ型などはこの類である。小型サイズの特徴で、試聴時は耳に近くなるためニアーフールド型とも言われる。
 耳に近いところで音を出すため音量はそれほど大きい必要もなく、スピーカーユニットも小型、ドライブアンプも小パワーなものが多い。そしてデジタルアンプ化されているものが多くなった。ただスピーカーユニットの傍にアンプを設けるため、幾つかメリットを発揮する。それがアンプとスピーカー間の距離が短くなり音の劣化が少ないこと。場合によってはデジタルアンプ化すると、プレーヤーとスピーカー間をデジタル信号でつなぎ、スピーカー直前でアナログ変換するといった仕組みも取れる。これがより音を上質に保てるようになり、デジタルアンプが多くなった。またデジタルなため小型化しやすく放熱面でも有利と内蔵型に適している。

 アクティブ型が人気になっているのはスマホの広まりと関連している。ドッグ型形式はスマホ充電機能と併用し、手間も省けることから人気がある。それに部屋でスマホの音楽を手軽に聴けるメリットがある。スマホでダウンロード音楽とスタイルが変わったことから、CDやDVDなどをプレーヤーで再生し楽しむということが少なくなった。場合によってはスピーカーを使わずヘッドフォンで聴くということも多い。

 これに対しアンプとスピーカーを揃えて音楽を聴くのがパッシブ型である。オーディオコンポのアンプを用意し、CDやネットプレーヤーなどの信号をこれにつなぎ、スピーカー出力端子経由でスピーカーをドライブするオーソドックスなスタイルである。
 これは長くつづいているオーディオスタイルの定番で、ミニコンポシ/システムコンポステムなどがこれに当る。カタログ写真などで真ん中にCDプレーヤー、ネットオーディオ機器、上にアンプをかさね、左右にスピーカーというスタイルである。それぞれの間はピン(PIN)ケーブル、スピーカーケーブルでつなげられる。スピーカーは広げる幅に余裕が持てるよう長めのケーブルが用意されることが多い。
 このスタイルが発展すると単コンと称する各コンポが独立した、あまり言わなくなったバラコンになる。アンプやスピーカーを別々に購入し好きな組み合わせで鑑賞するというオーディオファンへとつながっていく。
 このときのスピーカーは自由にサイズや構造も選べるため、オーディオを趣味にする方に好まれる。スピーカー選びが自由になることから好みのシステムを作りやすいものの、コンポ選びは知識が必要になってくる。特にスピーカーは最後に音になるところなので慎重な選択が求められる。その場合、自分の音の好みなどがはっきりしていないと難しいことが多い。少なくとも自分が良く聴く好みの音楽傾向を掴んでいることが大切になる。

 アクティブ型はオーディオ機器セットで購入するが、パッシブ型はバラバラに購入することから、アドバイスを受けられる方が周りにいると助かる。いつも聴くCDなどの音楽ソースを用意して聴けば、好みに適しているか判断できるから、ぜひこのようにしてほしい。

●音を決める要素
 スピーカーのチェックポイントは次のようだ。
 アクティブ型とパッシブ型でポイントは変わるが、スピーカー部に関しては同じである。アクティブ型はアンプの要素が加わるだけで、アンプ篇で述べたとおりである。そこで両者を合わせスピーカーとしてのポイントにまとめた。
 スピーカーの音を決める要素は、大きく分けてスピーカーユニット、キャビネット、信号を振り分ける処理基板、入力端子、キャビネットのサイズとデザインである。これらは機械的な面が多くを占め、アンプのような電気的な要素は基板を除いて少ない。

 スピーカーユニットは、電気信号から音への変換するユニットなため重要な選択になる。ユニットそのものの素材、仕組みと構造、完成度などが音に効いてくる。コーン紙の素材はいまでは金属ものも多くなっているが、以前はパルプ(紙)と同じような素材がもてはやされた。理由は適度な内部損失があるためで、余分とする音が付かないとされたから。コーン紙に求められるのは内部損失という適度に付帯音という固有の響きを持たないことが重要とされている。
 この付帯音があると、入力された音の信号とは異なった響きなどがついてしまい、明領度を下げると嫌われる。金属素材ものが多くなったがこれも同じような要求があり、内部損失の多い(付帯音の少ない)素材、構造が採用される。
 紙も金属もコーン素材として使用されるときは、それなりの構造で工夫がなされ、ピュアーで自然な音が出るよう努力される。
 軽量な紙のコーンがもてはやされたのはアンプパワーが少なくてすむという事情がある。最近のようにパワーアンプ能力に制限が少ないと、重さもあまり苦にしないため金属コーンが使われる。小型サイズのユニットは軽量化もそれほど考慮しなくてすむため、金属コーンの経年変化や安定性を重視する傾向だからだ。

 キャビネットは、スピーカーボックスともいう。ユニットを収める箱である。フロアスタンド型、ブックシェルフ型、トールボーイ型と、形とサイズによって呼び名が変わる。部屋に入れ音楽を聴くようなサイズはこれらである。大型サイズになりやすいためいまではあまり人気がない。多くはブックシェルフ型の文字通り本棚に入るような小型サイズが一般的だ。
 ホームシアター用と言って映画鑑賞者の周囲を取り囲むようなサラウンド向け前面スピーカーはトールボーイ型が多く使われる。スペースをあまり取らないからだ。フロアスタンド型は本格的なオーディオファン向けで、大きなスピーカーユニットを持っているものが多い。まさに部屋中に音を充満させるように音も大きく出すことができる。そのため本格的なリスニングルームを用意するのが一般的である。これが現代にスマホ社会に敵せず、一部のファンを残し廃れて行った。

 このキャビネットはスピーカーユニットの大きさ、必要な音量、部屋のサイズなどで決まる。オーディオ的に理想を求めればゆったりしたサイズになりやすい。ユニット能力を十分発揮させるにはそうならざるをえないから。むろん小型サイズを求めればユニットも小型化する。当然ながら小型ユニットからは十分な低音再生は望めないことになる。技術的にはユニットのストロークといって前後に動く量を大きく取れるようにすれば低音も出せるようにできる。ただそれにはマグネットの力を強くする、コーン紙の能力を高めるなどコストが掛かる。

 そしてユニットの数でもキャビネットサイズは変わってくる。1ユニットのシングル型から、2ユニットの2ウエイ、3ユニットの3ウエイト呼ばれる。ユニット数とコストは比例し数が多くなると価格もアップする。それに音の信号をユニットに振り分ける回路基板が必要で、この仕組みと性能が音に関係する。またユニットを収めるためキャビネットに穴をあける必要から、キャビネットの堅牢さが失われる。だからユニット数だけ多くても良い音につながるほど安易ではない。

 そのキャビネット、頑丈に作れば付帯音が付かないと持ち運びできないような頑丈な材料で作ったりするが、音で振動しないようなキャビネット作りはほとんど不可能で、現実的ではない。個人が自作する以外の市販スピーカーは適度にバランスさせるものである。価格、持ち運び性、大きさ、材料など中庸にまとめることが多い。
 その結果、一般的なスピーカーはキャビネットが音質を左右する鍵を握るようになる。適度に振動させるが、振動モードで干渉しないような分散型構造の仕組みにされる。キャビネットの材料も振動するという前提で響きの良いものを選んで使う。楽器のようにキャビネットがうまく振動して響きを助長するような共鳴箱構造のものがあるのはこうした考えである。

 なお、キャビネットは構造から多くは密閉型、バスレフ型が普通である。凝った構造のキャビネットもあるが特殊な用途が多い。振動を嫌がるということでは密閉型が当てはまるが、バスレフ型でも音量によっては振動しやすくなり、材料、振動防止構造など、工夫が凝らされる。積極的に振動を活用して響きをコントロールするという意味で楽器の材料をキャビネットに使うこともある。
  なおキャビネットデザイン面ではユニットの配置場所、キャビネッの形、縦横比、奥行き、なども音質に影響する。四角なキャビネットは箱の縁で音が乱れるから(回折現象)、ユニットの取り付け位置に注意を要する。1ユニットを前面バッフルの中心に配置すると干渉が大きくなり音が乱れるため、音の抜け、クリアーさに影響する。
 そのためキャビネットもスピーカーの一部と受け取り、音質にどう影響しているか聴きわける必要がある。

 信号の振り分け基板は、基板で構成されるものが多い。入力信号をスピーカーユニットへ適切に振り分ける役目を担っている。1ユニットのシングル型は必要ないが、2ウエイ、3ウエイでは必要になり、それぞれの能力に応じた信号に分けて伝える。
 この基板に部品が取り付けられ回路を構成し、周波数ごとに振り分け、また信号レベルを合わせている。回路は抵抗やコイル、コンデンサー部品で構成され、ユニットに適した信号を通し、スピーカー全体の音のバランスをまとめる。
 これが基板と部品でできた信号振り分け基板で、これが音質を決める重要な箇所でもある。ユニットの性能が適切に発揮できるか、総じてスピーカーに適切な音になるか、また基板が振動や電磁力で妨害されないか、部品配置が適切かなど、複雑に絡んで音質を左右するものである。

 音質面からすると、基板の材料、取り付け位置、使っている部品、これらを慎重に選び設計することが必要である。そのためある程度の経験、ノウハウが欠かせず、技術に長けたベテランが最後にまとめることが多い。
 もちろん回路設計も音を聴きながらカットアンドトライする。PCソフトでシミュレーションできるようになったが、最終の音の詰めは聴いてバランスさせるもの。少し大きめな音を再生しながら、音量で音が濁らないか、歪まないか、ユニット間のつながりが良いか、これらを聴き分け調整する。

 入力端子は、スピーカーへ外から音楽信号を伝える欠かせない端子である。一般的にはワンタッチ式のケーブルを挟むタイプが多い。オーディオ的に凝ったものではネジ式の締込み型になる。もちろん高級スピーカーでは専用端子などが使われることもある。
 ユニットが2つ、3つと多くなってもこの入力端子は1つというのが原則だが、場合によってはバイアンプ方式といってユニットごとに入力端子を備えることもある。この場合はアンプ側にもバイアンプ対応の端子が備わっているのが理想だが、1つのスピーカー端子で賄うことも多い。スピーカーケーブルが二重になっていると思えば良いだろう。だったら1つのスピーカー端子でもケーブルを二重にする、太くすれば同じと思うが、感覚的にバイアンプ方式の方が良い音に感じることが多い。

 端子はアンプもスピーカーも信号接点になため、汚れや手垢などに注意を要する。ケーブルの端子面もこれらに注意し、ときどき布なので拭いて掃除することが望ましい。接点復活剤が使用されることもある。また端子の金属やメッキの材料なども音に影響する。異種金属でつながると伝送損失が増えると、異種金属でもロスが少ない金メッキなどが使われることも多い。ケーブル芯線が銅線だから銅メッキで良いと思うが、銅は耐久性に乏しく使われない。
 端子部は十分強固に取り付けられないといけない。振動するとケーブルが外れやすく音が消えてしまう。もちろん振動はケーブルを不安定にするためガサガサと音を出したり歪みを生むから注意がいる。
 なお、接続端子ではないが、振動防止という面でユニットの取り付けも注意する。キャビネットに面でしっかりと取り付けることだ。場合によってはキャビネットに振動を伝えないためと、ユニットとキャビネット間に振動防止材を当てがうこともある。強固に取り付けるか、振動を伝えないように取り付けるか、この選択は設計者が選択する。

 ● そして音を聴く
 スピーカーの音質を判断するのは耳による聴きわけである。リスニングルームでアンプの音量を適切にしながら、聴き慣れたテスト用ソースを再生して行う。部屋の影響を受けないようにある程度の大きさの部屋が好ましく、壁の反射も抑え気味にする。ステレオでは左右スピーカーが同質で聴こえるよう、スピーカーは左右の壁から同じような距離になるようにセットする。注意するのは壁以外に天井、床の反射も受けること。一般には部屋の影響も考えずに置ける場所にセットすることが多いだろうが、スピーカーの音を聴き分けるにはこのように厳密さが求められる。

 音質を聴き分ける要点はアンプの場合とほぼ同じである。
 音のパワー感、歪み感、ノイズ感、奥行き感、F特、音の立ち上がり、立ち下がり感など。スピーカー特有のものといえば音のつながり感だ。1つのシングル型でもユニットの性能で低音強調や高音強調、F特の滑らかさなどがあるから、つながり感を聴き分けることもある。むろんユニットが増えた2ウエイ、3ウエイなどはもっとも注意して聴き分けることである。
 そのユニットはコーン紙(振動板)の素材が変われば音も違うからこれを聴き分ける。パルプ製、金属製、プラスチック製、木製など多くが使われているが、内部損失が適切であれば素材の音は封じ込められているもの。もちろん形状、構造からも、素材の固有の音を出さないように工夫される。
 固有の音はスピーカーの個性につながるが、理想的なピストン運動領域で使っている場合は出てこないもの。例えば、パルプコーン比べ金属コーンものになったらキンキンと硬い音になったという場合は、分割振動が音になって出てきている。この領域を利用しないようにピストン領域で設計するのが理想である。ユニット数が多いマルチウエイ型はこれを追い求めた結果である。使用する材質で音質が変わってしまうのは分割振動音が聴こえるためで、本来は材質で音が左右されることはほとんどないというのが理想である。

 スピーカーの音質はユニットからキャビネットを含めた音になる。部屋に理想的にセットした後、出てきた音はこうした総合したもので、同じモデルとしても製造のばらつきで厳密には1つとして同じにはならない。それでも傾向は同じになるから総じてこのモデルの音はこうだと判断している。
 キャビネットの内部はユニット前面側が部屋に解放され耳に届くが、裏側はキャビネット内部に押し込められ留まる。したがって内部で吸音する必要があり、付帯音にならないような処理が施される。通常は吸音材が使われ、適当な量が詰め込まれる。ただ最近はキャビネットの音も響きとして利用することが多く、吸音材は少な目だ。積極的にキャビネット振動を利用するのは音量を稼ぐ狙いもある。アンプの能力が低くなったことも影響していよう。

 低音から高音までワイドレンジだ、音がダイナミッだ、豊かな音量だ、立ち上がりがいい、音が付いてくる、歪みが少ない、声が聴きやすい、これらがスピーカーの音質評価でよく使われる用語である。どれも個性があるという評価だが、絶対的な測定器になるようなスピーカーが存在しないことの裏返しでもある。要は好みをしっかり持ち、見合ったスピーカー選ぶことである。(2020/1/13)





※ 書籍のご案内

●「4Kプロジェクター、4Kテレビ」ここが凄い、ここが悪い

 「4Kプロジェクター、4Kテレビ」ここが凄い、ここが悪い、を発売。  4Kプロジェクター、4Kテレビが人気です。それに伴い情報への関心も高まっております。本書は先行した「4Kテレビが求める新映像美」の第2弾です。より具体的な4Kモデルの実用的な評価と、新しい4Kシステムの情報を掲載しました。4Kプロジェクター&4Kテレビ時代、これにどう向き合うか、どう付き合うか、いつ購入するか、などの手助けになるよう心掛けて編集した専門書です。
 体裁は、横組み、約60ページです。

●本書の内容


目 次
●4Kプロジェクター&テレビを同一条件でチェック
  <4モデルを直接比較する>
   ・SONY VPL-VW500ES
   ・JVC KENWOOD DLA-X700R
   ・PANASONIC TH-50AX800F
   ・SONY KD-49X8500B
●本誌厳選モデルを実用チェック
  ソニー VPL-VW500ES
   4K画質に基準を求める4Kホームシアタープロジェクター
  JVCケンウッド DLA-X700R
   コントラスト優位でナチュラル画質が特徴な4Kホームシアタープロジェクター
  パナソニック TH-50AX800F
   色鮮やかと力強い画質で個性を見せる4K液晶テレビ
  ソニー KD-49X8500B
   液晶テレビで4Kを身近にする狙いの良質モデル
  シャープの4Kレコーダーを使用する
   4Kシステムの入力ソースに最適な4Kレコーダー&チューナー
  クリプトンのアクセサリーを4Kディスプレイに適用する
   4Kプロジェクター&4Kテレビはアクセサリーを活用し画質向上を図ろう
●開発現場の声
  4Kプロジェクター、4Kテレビはどのように開発する?
 ・質問回答/パナソニック、ソニー、JVCケンウッド他
●4Kソフト制作ツール
  4K映像の監視用モニターの世界
●4Kプロジェクターで大画面
  4Kプロジェクターによる大型映像の世界
●4Kコンテンツは自作で手に入れる
  4Kビデオカメラでマイビデオ作品を作リ上げる
●4Kコンテンツは4Kチューナー&BDレコーダーから
  CS放送を4Kチューナーで受ける、BDソフトをアップコンで4Kにほか
●4Kの普及から、さらなる本格的な高画質へと向かうために
  本当のこと、本物を提供すること、その時期に入った
●NHK技研開発にみる4K&次世代映像技術
  放送とコンテンツ側からのアプローチ/4K&次世代映像の取り組み
●スクリーンは画質を決める生命線、適切な選択が欠かせない
●奥付

◆ご購入は。
 「4Kプロジェクター、4Kテレビ」ここが凄い、ここが悪い、は電子書籍です(印刷本はオンデマンド対応、1980円+送料160円)。
 ご購入は各電子書籍販売店でお願いいたします。



●「4Kテレビが求める新映像美」

 4Kテレビが次世代テレビとして登場しました。本書は、本質を解説した貴重な書籍です。何を目指して4Kテレビが製品化されようとしているのか、4Kテレビ時代とするにはどうすれば良いか、そもそも4Kテレビ時代ってやってくるのか、3Dや8Kテレビとの関連性はどうなのか、などなどいろいろな疑問を整理して分かりやすく解説した書籍です。
 本の体裁は、縦組み、約60ページです。

●本書の内容


目 次
●パート1:4Kテレビとハイビジョンはこんな関係にある
 ・4K化の狙い
 ・精細化
 ・3Hとの関係
 ・3Dとの整合性
 ・8Kとの整合性
●パート2:4Kテレビを構成するアイテムをみる
 ・ソース対ディスプレイ
 ・ディスプレイ
●パート3:4Kソースにはどんなものがあるか
 ・放送
 ・ネット
(付記)
 ◎4Kシアター
  ・DLP
  ・LCOS
 ◎4Kモニター
  ・ソニー、アストロデザインなど
●パート4:4Kパネルの種類と、その対応
 ・LCD
 ・PDP
 ・DLP
 ・LCOS
 ・OLED(有機EL)
●パート5:4Kビデオカメラも家庭用に有望視される
 ◎ビデオカメラ
  ・ソニー
  ・JVCケンウッド
  ・GoPro
 ◎コーデック
  ・HEVC
  ・XAVC
●パート6:市販&市販が見込まれている代表的な4Kテレビ
 ◎4Kテレビ
  ・シャープ
  ・東芝
  ・ソニー
 ◎4Kプロジェクター
  ・ソニー
  ・JVCケンウッド
 ◎試作・有機ELモデル
●パート7:4Kを普及させるために乗り越えること
●奥付

◆ご購入は。
 「4Kテレビが求める新映像美」は電子書籍です(印刷本はオンデマンド対応、1480円+送料160円)。
 ご購入は各電子書籍販売店でお願いいたします。



●「画質の世紀」

 「画質の世紀」
 ディスプレイ、プロジェクター、DVDレコーダー/プレーヤー、などの画質チェックの経験を生かした貴重な書籍です。
 なお、「改訂版」を電子書籍で発売しております。(定価980円、印刷本はオンデマンドで対応、2580円+送料160円)。
 薄型テレビを始めプロジェクターなど、映像機器の、「画質の見方」を初めて解説した書籍です。内容は読み物風に分りやすく解説するように努めています。目次のように「画質の見る目が養われます」。
 特に心掛けているのは、画質の言葉に難しいものを使わず、易しい表現にすること、そして技術用語を少なくして、読めば「画質」という捉え方が分かることです。

 本の体裁は、
 A5版(教科書サイズ)、縦組み、総ページ160プラスです。

●本書の内容

目 次
<カラー口絵>
●カラー実画面による画質の見方
●実モデルによる画質表現の違いをみる
●付録/ディスプレイテストシート

<本文>
●はじめに
●第1章:画質とは
 画質は感性に訴える手段である
 画質を作ることは命を吹き込むこと
 画質を知らなくてはディスプレイは作れない
 画質作りで心掛けるのは日常性、特殊な画質では好まれない
 画質は見慣れた色合い、質感こそがベスト
●第2章:画質の基本は3つ
 解像度(水平、垂直)、鮮鋭度の高いものを好む方が多い
 画面のノイズ(S/N)、滑らかな画質こそ質感を高める
 色合い(色バランス)
●第3章:鮮鋭度を高めるには
 回路(アンプ)性能とディスプレイ性能で決まる
 回路(アンプ)の性能はまず周波数特性
 回路(アンプ)性能とノイズレベル(S/N)
●第4章:ディスプレイ性能はまず信号特性
 精細度な性能とは
 ガンマ特性(ガンマとは入出力特性のこと)
 アパコンの作り込み(シュート加工)など
 ノイズ性能(MPEG系、固定画素パネルのノイズ、擬似輪郭、誤差拡散など)
 回路設計を正しく行う
  部品の選択
  デジタル系のノイズ対策を
  シールド対策、など(電波の飛び込み)
●第5章:色の再現
 日常性に沿った色に敏感
 大画面こそ自然な色合いに
 鮮やかな色合いは飽きられる
 深みのある色は情報量に左右される
●第6章:色再生を良くするには
 RGBの3原色のバラツキを抑える
 蛍光体を選択する(カラーフィルター、LEDバックライトなど)
 再現範囲の拡大
 ブラックバランス、ホワイトバランス
 色ずれをなくす(レジストレーション、3板式、単板式)
 適切なコントラスト設計
 ユニフォミティーの改善(ホワイト/ブラック)カラーマネージメント
●第7章:画質チェックの勘所
 見慣れたソフトの活用
 高画質ソフトの活用、低画質ソフトの活用
 BSデジタル、地上デジタル、ハイビジョン画質の特徴
 静止画、動画によるチェック
 解像感、ノイズ感、色合いの見極め
 奥義はガンマ特性とアパコンの見極め、それに信号レベル
 物指しが持てれば卒業だ
●第8章:実用に即した画質論
 フラット(薄型)テレビの画質(PDP、LCDテレビ、FED、有機ELなど)
 プロジェクターの画質(液晶、DLP、LCOSなど、参考CRT)
 ホームシアターに欠かせない画質(ホームシアター論)
  数年前にもあったホームシアターブーム
   コントラストの目標は、まず「300:1」に
  ふたたび、コントラスト論
   このコントラスト差が、おもしろい
  ノイズはシアター鑑賞の障害となる
  ノイズ対策、その2
  リアル表示を由とする
  プラズマは脱プラズマ画質を目指したい
  ノイズ対策、その3
  驚異の低輝度化プロジェクターの登場
  光の有効利用を、信号レベルの90%の提案
  高精細化が急務だが、しかし
  スクリーンとガンマ特性
  スクリーンとガンマ特性(その2、実験)
  絶対黒を手にする条件作りと試み
●第9章:<実例>
 画面による画質の捉え方
 画面例からの読み取り方
 ブラウン管モニターの究極を目指したモデル
●索引
●奥付

◆ご購入と、申し込みのご案内。
   本代 1,500円に、送料160円を加えた合計、1,660円を、
   郵便振替の場合は、口座番号00100-3-769437 (有)エーブイシー へ、
   銀行振り込みの場合は、みずほ銀行 神田支店 普通(有)エーブイシー No 1634324 へ、
   (銀行口座で振り込まれた方はFAXで振込用紙コピーと、お名前、住所などをお知らせください)、
   法人関係でなくてもメールでのご注文を受け付けています。
   その場合は、請求書を同封し発送いたしますので、到着後に精算してください。



 (有)エーブイシー 〒362-0013 埼玉県上尾市上尾村1352-5
    Tel 048-776-7580 fax 048-772-0861


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